子どもの学び・体験ナビとは
「子どもの学び」=
「あそび」+「体験」
- つくる
- みる
- きく
- たべる
- ふれる
- うごく
- しる
- あそぶ
「余白」の時間、空間、人間関係が少ないと言われている、今の子どもたち。
学校帰り、ため池や雑草を見てボーっとする、そんな一瞬も大切なんじゃないかな。
おとなは、役に立つこと・意味のあることばかりを求めて、早く早くと攻めたてるけど、一見、意味が無さそうなことだって、生きていく上ではきっとエッセンスになる。
窮屈な環境をつくりだして、がんじがらめになっているのは、おとなも同様なのかもしれません。
「学び」って何だろう?
机の上で勉強することは、もちろん大事。
でも、土をいじって、草をむしって、空を眺めて、山を踏みしめて。
五感を通した体験が学びにつながることも、たくさんあると思う。
私たちのまち・奈良には、その可能性がたっぷりある。
子どもたちの「のりしろ」はきっと「伸びしろ」になると、信じています。
「子どもの学び・体験ナビ」は、奈良市内で子どもたちの活動を支援している団体や、子どもたちが参加できるイベントの情報をまとめて発信するサイトです。
子どもたちがたくさんの学び&体験にアクセスできることを願い、「子どもの参画ネットワーク奈良」が運営しています。
子どもの
参画ネットワーク奈良とは
"子どもは一人の市民である"を合言葉に、子どもの参画、子どもの居場所づくり、子どもにやさしいまちづくりの推進、そのための情報共有などを図るためのネットワークです。
現在、以下の7団体が参加。
今後、仲間の輪を広げていきます。
- 奈良NPOセンター もうひとつの学び舎実行委員会
- NPO法人 奈良情熱学校
- NPO法人 奈良ストップ温暖化の会
- 株式会社 ウィメンズフューチャーセンター
- 生活協同組合 コープ自然派奈良
- 学生団体 LiME
- (公財)奈良市生涯学習財団
子どもの
参画ネットワーク奈良の理念
子どもは一人の市民である
子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)※1 は、子どもを主体性のある権利の保持者としてはっきりと位置づけ、その権利を総合的に保障した国際条約です。奈良市でも、「奈良市子どもにやさしいまちづくり条例」を2014年に制定し、子どもの権利が大切にされることを全ての取り組みの基本として、未来をひらく子どもたちが、今を幸せに生き、将来に夢と希望をもって成長していけるよう様々な取り組みを進めています。
子どもにやさしいまちは、子どもだけでなく、全ての人にとってやさしいまちにつながっていきます。そして、子どもたち・次世代を担う人たちが自分のまちに魅力を感じ、誇りを持ち、「将来も住み続けたい」と思えるまちをつくるためには、「子どもの参画と民主的な社会づくりの実践」の取り組みが必要です。私たちは、子どもを無力な存在ではなく『小さな市民』ととらえ、「子どもは直接社会に参画してはじめて、民主主義というものをしっかりと理解し、自分の能力を自覚し、社会に参画しなければならないという責任感を持つことができるようになる」(ロジャー・ハート『子どもの参画』※2)の考えを基に、地域で連携して子どもたちの未来を支えていきたいと思います。
「子どもの参画ネットワーク奈良」は、子どもが一人の市民として尊重され、自信に満ちた社会の一員へと成長すること、そして、誰もが幸せに豊かに暮らせるまちに向けて、子どもとおとなが対等な関係で、協働して未来の社会、未来の奈良を創っていくことを目指しています。
活動の三本柱
- 子どもの主体的学び(遊び)を大切にする
子どもを「小さな市民(意見を持ち、独立した存在)」として捉える。
- 子どもの力を信じる
子どもの主体性を尊重し、その創造力、思考力、行動力を信じ、
子どもの思考スピードに合わせて見守る。 - 子どもの社会参画を促す環境をつくる
子どもの社会参画を促すとともに、主体的に学び続けられるよう、
子どもたちが考える場をおとなも共有する。
注)
1.1989年11月20日第44回国連総会で採択、1990年9月2日発効。日本は1994年5月22日に批准。
2.ロジャー・ハート(Roger A.Hart)著、木下 勇、田中治彦、南博文(監修)『子どもの参画-コミュニティづくりと身近な環境ケアへの参画のための理論と実際』 萌文社 (2000/10/10)